オペラグラスとは

再びブームに!

オペラグラスとは、名前の通りヨーロッパでオペラの全盛期時代に流行した、遠くからでも舞台が良く見える双眼鏡のことです。このオペラグラスが最近再びブームになっていますが、双眼鏡との違いはその優雅なデザインであると言えます。当時、オペラ観賞は一般の市民階級から上流階級まで、ヨーロッパ中の人間を魅了しましたが、特にオペラグラスは上流階級の人間に必要なアイテムでした。なぜなら上流階級の貴族は、オペラを鑑賞する席も、一般の客席とは遠く隔離された貴賓席で、実際舞台からかなりの距離があったのです。ですからオペラグラスを使わないと、特に高齢の方は役者や歌手の表情を観賞することは困難でした。一般席の方が舞台に近く見やすい席であったのは皮肉ですよね。そうして必需品として広まったオペラグラスは、次第にファッションアイテムとして装飾が強められていきました。現在では舞台やライブ、スポーツ観戦でも愛用されることの多いオペラグラスですが、美しく装飾を施したオペラグラスは、まさに芸術品と言っても過言ではなく、オペラグラスを実用のためではなく、コレクションアイテムとして集めている収集家も珍しくありません。従ってお値段の方も双眼鏡に近いシンプルで安価なものから、オークションで扱われるような高額なものまで、幅広いプライスシートが存在しています。日本でもオペラグラスの展覧会が行われることがあり、単なる実用品とは言えないほど、素晴らしい作品を見ることもできます。